「BMW」は、ドイツ・バイエルン州ミュンヘン市に本社を拠点としており、プレミアム・ブランドに特化した高級自動車メーカーです。
スタイリッシュなデザインと優れた走行性能を持つBMWの車は世界中で愛され、日本でも多くの車好きに支持されています。
そんなBMWには、多くのシリーズがラインアップ。
シリーズごとに異なる特徴があるため、購入したりレンタルしたりする車両を選ぶ際には、それぞれの特徴から好みの一台を選んでみてはいかがでしょうか。
今回は、BMWの各シリーズについて、特徴や見分け方を詳しくご紹介いたします。
車選びのご参考にお役立てください。
目次
BMWシリーズの違いは?車種名で見分けよう
まずは、BMWシリーズの違いや見分け方についてご説明いたします。
2023年5月時点で生産・販売されている、BMWの新型車両をシリーズ別に一覧にすると、以下の通りです。
- 1シリーズ
- 2シリーズ
- 3シリーズ
- 4シリーズ
- 5シリーズ
- 7シリーズ
- 8シリーズ
- Xモデル
- Zモデル
- iモデル
- Mモデル
※2023年5月現在、日本国内ではBMW 6シリーズの新規生産販売は終了しています。
BMWシリーズは、1〜8までのナンバリングと「X」「Z」「i」などといったアルファベットによって分類されます。
BMWのシリーズ名(車種名)の数字は、「車両のサイズ区分」を表しています。
つまり、数字が小さいほどボディサイズが小さく、数字が大きくなるにつれてボディサイズも大きくなります。
また、偶数と奇数でもボディタイプが異なります。
偶数(2、4、8シリーズ)の場合は、基本的にクーペといったスポーティなボディタイプ。
奇数(1、3、5、7シリーズ)の場合だと、セダンやステーションワゴンなどのボディタイプをラインアップしています。
そして、BMW コンセプト・カーの名前には「X」「Z」が付けられています。
BMWのXモデルは、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)を示し、「他のモデルとの差別化を図ったユニークなシリーズ」といわれているのが特徴です。
※「X」の次にある車種名の数字はボディサイズを表しています。
BMWのZモデルは、BMWの2シーターオープンカーに付けられており、2023年5月時点では「BMW Z4」がラインアップされています。
BMW iモデルの「i」は「innovation」の頭文字となっており、EV(電気自動車)を展開しています。
また、BMWの高性能モデルを手掛ける「BMW M社」がレースで手に入れたノウハウを惜しげもなく注ぎ込み開発された「BMW Mモデル」も必見です。
このように多くのシリーズをラインアップするBMW。
日本で特に人気なシリーズは、狭い日本の道路でも走行しやすいコンパクトなBMW 1シリーズや、高級セダンとして愛されるBMW 3シリーズ・BMW 5シリーズです。
近年のSUV人気に伴い、BMW Xモデルも高い人気を誇ります。
また、BMWではラグジュアリーな4シーターオープンカーのラインアップもあり、「カブリオレ」と呼ばれています。
※2023年5月現在、BMWでカブリオレモデルはBMW 4シリーズ、BMW 8シリーズで展開
BMWの車を購入、またはレンタルをご希望される場合は、BMWのネーミングルール(車種名に付けられた数字とアルファベットの法則)をもとに、ご自身のニーズに合わせて車種を選ぶことをおすすめいたします。
BMWをはじめ、輸入車・外車のレンタカーを借りるメリットについては、「輸入車・外車のレンタカーを借りるメリットとは?注意点も確認」で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
BMWの車種名を見ただけでシリーズの見分けがつく?例をご紹介
これまでにご紹介したBMWシリーズの違いを理解しておくと、車種名の英数字を確認することで、どのシリーズに該当しているのかだけでなく、ボディサイズなどについても判断が可能です。
例えば、「BMW X1」の場合なら、ボディタイプはSUVとなり、BMWラインアップの中でボディサイズが最もコンパクトなモデルを指すことがわかります。
「BMW iX1」であれば、EVタイプのSUVで、こちらもボディサイズがコンパクトなモデルです。
また、「BMW X4M」なら、高性能かつスポーティなモデルで、中型サイズのSUVだと判断できます。
※「X」「Z」モデルのMパフォーマンスモデルの場合、車種名の後に「M」が付きます。
BMWの各シリーズの特徴と魅力をご紹介
ここからは、BMWの各シリーズについて、特徴と魅力をご紹介いたします。
※2023年5月時点の情報です。
BMW 1シリーズ
BMW 1シリーズは、BMWのラインアップの中でも最もコンパクトなモデルがラインアップされています。
街中でも扱いやすいサイズ感で、老若男女問わず多くの層から人気を集めています。
このシリーズは車体が軽くエンジン性能も高いことから、ドライビングダイナミクスは上々。
高級感のあるエクステリア・インテリアデザインも魅力です。
日本の狭い道路にも対応するコンパクトさでありながら、BMWならではのデザインと走りも楽しめるのが、1シリーズの特徴だといえるでしょう。
BMW 2シリーズ
偶数のBMW 2シリーズは、クーペタイプに特化したシリーズ。
ボディタイプとしてはクーペ、グランクーペ、アクティブツアラーの3種類がラインアップされています。
2ドアのクーペ、および4ドアのグランクーペは、クーペらしい俊敏で軽快な走りを重視したタイプ。
また、アクティブツアラーは5ドアハッチバックのパワフルな車種で、コンパクトでありながら十分な積載量を確保しています。
BMW 3シリーズ
BMW 3シリーズは、日本国内で最も人気が高いシリーズといわれています。
ボディタイプは定番のセダンタイプと、BMWでは「ツーリング」と名付けられたステーションワゴンタイプの2種類がラインアップされています。
このシリーズは、BMWらしい高級感と優れた空力性能、広い室内空間が魅力。
コンパクトさは維持しながら、車内を広々と利用することができます。
運転支援機能も充実しており、運転の快適性にも優れているといえるでしょう。
BMW 4シリーズ
偶数であるBMW 4シリーズも、クーペに特化したシリーズです。
ボディタイプのラインアップは、クーペ、グランクーペだけでなく、オープンモデルのカブリオレもございます。
BMW 4シリーズは、BMWらしい伝統性と先駆性をミックスしたデザインが魅力。
滑らかな流線シルエットは、見た目の美しさと流れるような走りを実現します。
縦長のフロントグリルも特徴的で、BMW 4シリーズの個性を演出しています。
BMW 5シリーズ
高級感あふれるBMW 5シリーズは、セダンとツーリングをラインアップする中型モデル。
スポーティかつエレガントなデザインが魅力で、日本でも人気のシリーズです。
これは、「ビジネスアスリート」つまり「ビジネスでもプライベートでもアクティブに行動する人」をターゲットにしたシリーズ。
力強いパワーと優れたテクノロジーで、公私ともに快適な走りを実現します。
またBMW 5シリーズは、現在のBMWラインアップの中で最も長い歴史を持つシリーズ。
最初にご紹介したBMWのネーミングルールが初めて適用されたのが、このBMW 5シリーズだといわれています。
このことからも、古くから多くのユーザーに支持されていることがわかります。
BMW 6シリーズ
1976年に誕生し、モデルチェンジを重ねて2018年まで生産されたBMW 6シリーズですが、日本国内では販売終了のため新車販売はなく、中古車販売のみとなります。※2023年5月時点
BMW 6シリーズは、グランツーリスモなどのボディタイプがラインアップされていました。
「世界一美しいクーペ」と評されるBMW 6シリーズは今でも人気が高く、BMWクーペの旗艦となるモデルとして、最高のドライビングダイナミクス・乗り心地・デザインを兼ね揃えています。
BMW 7シリーズ
BMW 7シリーズは、高級感を追求したセダンタイプ。
BMWセダンの旗艦モデルとなるこのシリーズは、ラグジュアリーなデザインと乗り心地、パワフルな馬力で、ワンランク上の走りを叶えます。
このラグジュアリーなセダンには、他シリーズではオプションとなるさまざまな装備が標準搭載されており、最新技術による快適なドライブを楽しめます。
新しくラインアップに追加された、EV(電気自動車)モデル「BMW i7」も必見です。
BMW 8シリーズ
BMW 8シリーズは、大型クーペに特化したハイグレードシリーズです。
クーペ、グランクーペ、カブリオレの3種類のボディタイプがラインアップされています。
BMW 8シリーズは、迫力あるボディサイズとパワフルなエンジンが特徴。
ボディサイズは大型ですが走行性能が高く、ドライビングアシスト機能も充実しているため、思い通りに車を操ることが可能です。
BMW Xモデル
BMWでSUVタイプの車には、車種名にXの文字が付きます。
あらゆる地形に対応するパワフルな走りと優れた積載量が魅力です。
ちなみにBMWでは、一般的なSUV車と一線を画すため「SAV(スポーティ・アクティビティ・ビークル)」「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」という独自の名称があることにもぜひご注目ください。
BMW Xモデルは多様で、ボディサイズによって X1〜 X7までのラインアップがあります。
BMW X1、BMW X2のコンパクトSUVは取り回しの良さが特徴的。
車種名の数字が大きくなり、ボディサイズが大きく大型モデルになる程、パワフルさやラグジュアリーさは増していきます。
さらに、BMW XモデルにはEVタイプや、高性能なMモデルも用意されており、ニーズに応じた柔軟な選択が可能です。
BMW X1につきまして、詳しくはこちらのコラムでご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
BMW Zモデル
BMW Zモデルは、オープン・トップ・カーに特化したモデルです。
2023年5月時点では、「BMW Z4」のみのラインアップとなっています。
Zモデルは、スポーツカーらしい研ぎ澄まされたデザインと走りが魅力。
鮮烈な印象を残し、道路を俊敏に走り抜ける様は見事で、多くのスポーツカーファンに支持されています。
BMW iモデル
BMWのiモデルは、EV(電気自動車)を展開。
近年EVタイプの車両が増えつつあり、BMW iモデルには多くのラインアップが用意されています。
- iX
- iX1
- iX3
- i4
- i5
- i7
※2023年5月時点
EV車は、燃費や環境への配慮の点からも注目されています。
その機能は今後ますます進化し、より長距離のドライブにも活用できるようになると予想されています。
BMW Mモデル
BMW Mを冠した「BMW Mモデル」は、通常モデルよりもハイスペックな高性能かつスポーティなモデルのこと。
モータースポーツ仕様に設計されており、優れた走りを体感できる点が大きな魅力です。
ラインアップは、以下の通り。
- M2 クーペ
- M3 ツーリング、M3 セダン
- M4 カブリオレ、M4 クーペ
- M5 セダン
- M8 グラン クーペ、M8 カブリオレ、M8 クーペ
※2023年5月時点
ナンバリングシリーズだけでなく、Mパフォーマンスモデルもあり「X(X3 M40i、X3 M40d
など)」「Z(Z4 M40i)」「i(iX M60、i4 M50など)」など、多数あります。
走りにこだわるユーザーに支持される、BMWとM社の技術が集約されたシリーズです。
BMWのシリーズの違いは車種名の英数字で判断可能
BMWには、英数字のついたシリーズが多数ラインアップされています。
BMWのネーミングルール(車種名に付けられた数字とアルファベットの法則)を知っておくことで、シリーズの特徴を把握することができます。
BMWシリーズは、1〜8までのナンバリングと「X」「Z」「i」などといったアルファベットによって分類されているところが特徴。
例えば、車種名の数字は「車両のサイズ区分」を表し、1から数字が大きくなるにつれ、ボディサイズが大きくなります。※偶数と奇数でボディタイプが異なります。
また、BMWのXモデルはSUV、Zモデルは2シーターオープンカー、iモデルはEV(電気自動車)、高性能モデルである「Mモデル」も展開。
BMWの車を購入、またはレンタルをご希望される場合は、BMWのネーミングルールを知っていただき、ご自身のニーズに合わせて車種を選ぶことがおすすめです。
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