レンタカー豆知識

2023.02.13

北海道での運転はホワイトアウトに要注意!対処方法や回避する方法も

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北海道はもちろん、雪の多い地域の運転は、雪や凍結によるスリップに注意するのはもちろん、ホワイトアウトにも警戒をしましょう。

ホワイトアウトが発生すると一瞬で視界が奪われ、追突事故などを起こしてしまう危険があります。

 

今回のコラムでは、北海道の運転で特に注意すべきホワイトアウトについて解説。

 

万が一、北海道で運転中にホワイトアウトに遭遇した場合の対処方法や、ホワイトアウトを避けるために知っておくべきことをご紹介します。

 

冬の北海道で運転する予定がある方は、ぜひ知っておいてくださいね。

 

 

北海道での運転はホワイトアウトに要注意!その危険性とは?

ホワイトアウトとは、雪によって視界が奪われてしまう現象のことです。

吹雪や舞い上がる雪で視界が真っ白になり、一瞬で数10cm先さえ見えなくなってしまいます。

 

前が見えなくなるだけでなく、前後左右、方向、地形も分からなくなり、酷い場合では上下の平衡感覚にまで混乱が生じることも。

 

視界が悪い中での運転は、衝突・追突する可能性がとても高まり、とても危険です!

 

ホワイトアウトは-2℃未満の寒い日で、風速5m以上の強風が吹いていると起こりやすいです。

気温が低いと雪がサラサラしていて舞いやすいので、強風で雪が舞い上がって視界を奪ってしまいます。

 

また、雪が降っていない日でも、ホワイトアウトの危険性があります。

道路わきにサラサラの雪が高く積もった場合、そこに強風が吹けば地吹雪が起こってホワイトアウトになったり、トラックなどの大型車が走行して巻き上げた雪煙でホワイトアウトになったりする可能性も。

 

ホワイトアウトは晴れていて天気が良い日であっても起こりうるので、十分注意が必要です。

 

 

北海道で運転中、ホワイトアウトに遭遇した場合の対処方法

北海道で雪道を走行していて万が一ホワイトアウトに遭遇してしまった場合は、慌てず焦らず、以下の手順で対処しましょう。

 

  1. ヘッドライトやハザードランプ、リアフォグランプを点灯する
  2. 時速10kmほどにゆっくり減速する
  3. 後続車の位置を確認し、安全な場所で停車する
  4. 視界が開けたら安全を確認して走行を再開する

 

まずは、ヘッドライトやハザードランプ、リアフォグランプをつけ、周りの車に車の存在を知らせます。

 

視界が悪いのですぐに停車したくなるかもしれませんが、急ブレーキを踏むとスリップの危険がありますし、視界が悪い中で停車すると後続車から追突されてしまう恐れも。

 

ライト使用時の注意点は、ヘッドライトをハイビームにしないこと。

ハイビームにしてしまうと光が拡散してしまい、ますます見えにくくなってしまいます。

 

まずは10kmほどに減速し、周囲に注意して安全な停車場所までゆっくり走行しましょう。

 

道の駅やコンビニなどの駐車場で停車するのが安全です。

やむを得ず路肩に停車する場合は、境目をよく確認して道路から転落や脱輪をしてしまわないように注意してください。

 

車を停車できたら、近くに建物があれば、ホワイトアウトがおさまるまで建物に避難しておくのが安全です。

 

ホワイトアウトがおさまって視界が開けてきたら、周囲の安全を確認して走行を再開しましょう。

 

また、猛吹雪の中で停車をしていると、短時間であっという間に車が雪に覆われてしまうこともあります。

 

車のマフラーが雪で覆われてふさがってしまうと、排ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性も。

停車中はマフラーが雪でふさがれていないか定期的にチェックしてください。

 

マフラーの確認とともに、やっておきたいのがドアの開閉です。

風下側のドアは吹雪であっという間にふさがってしまうので、頻繁に開け閉めをしておくようにしましょう。

 

もし道路わきに停車したままホワイトアウトで身動きが取れなくなってしまったら、警察の緊急通報ダイヤル「110番」へ通報し、救助を要請してください。

 

必要に応じて、下記の緊急ダイヤルへの救助要請も検討しましょう。

※全国共通ダイヤル

  • 道路緊急ダイヤル:#9910(24時間受付/無料)
  • JAF(日本自動車連盟)のロードサービス救援コール:#8139(短縮ダイヤル/24時間受付/通話料は有料)※ナビダイヤル:0570-00-8139

 

 

ホワイトアウトに遭遇しないためには?危険を回避する方法をご紹介

ホワイトアウトは気温が低く天候が悪いときや、強風が吹いているときに起こりやすいのです。

 

運転前には天気予報などをチェックして、天候が悪い日は運転を控える勇気も大切。

大雪や吹雪が予想されている場合はもちろん、晴れていても風が強い日も注意したいものです。

 

地形や環境条件によって雪が積もりやすく強風が吹きやすいなど、決まって地吹雪が起こる場所などもあるので、事前に情報を集めておきたいですね。

 

また、万が一ホワイトアウトが起こってしまったときのことを考えて、ガソリンは余裕をもって給油を行い、ブランケットなど寒さ対策グッズや雪かき用のスコップなども車に積んでおきましょう。

 

外部との連絡が途切れないよう、携帯電話の予備バッテリーなども持っておくと安心です。

 

 

ホワイトアウトの対処方法や回避方法を知り、北海道で安全運転を!

ホワイトアウトとは、吹雪や地吹雪などの雪で視界が奪われてしまう現象です。

一瞬にして視界が真っ白になり、前後左右や方向感覚さえ失ってしまいます。

 

視界が悪い中の運転は衝突や追突の危険が高まり、非常に危険です。

 

北海道で運転中にホワイトアウトが発生したら、まずはヘッドライトやハザードランプ、リアフォグランプを点灯させて周囲に車の存在を知らせます。

 

時速10kmほどに減速してゆっくり走行しながら、安全な場所を探して停車しましょう。

急ブレーキを踏むと、スリップや後続車からの追突の危険があるので注意してください。

 

運転前には天気予報などをチェックして、大雪や吹雪、強風の予報があるなら運転を控えることも検討しましょう。

 

万が一ホワイトアウトに遭遇してしまったことを考えて、ガソリンの十分な給油やブランケット、スコップなども積み込んでおくと安心です。

 

ホワイトアウトの対処と備えを知って、冬の北海道のドライブを安全に楽しみましょう。

 

札幌・函館の冬のドライブスポットもご紹介していますので、ぜひご参考にしてみてください。

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