観光・ドライブ情報

2023.05.12

北海道・道東の桜の名所をドライブ!お花見スポット11選をご紹介

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プレカLifeがおすすめする北海道のドライブ情報をご紹介。

今回は、春の道東でおすすめの桜を楽しめるドライブスポットをご案内いたします。

 

北海道を大きく4つのエリアに分けた場合、道央・道東・道南・道北と分類されます。

道東は、中央から東寄りのエリアです。

日本の最東に位置するこのエリアは、桜前線の終着地域。

つまり、最も遅くに桜が咲く地域です。

 

道東にはたくさんの桜の名所があり、中には自然豊かで冬が長いこの地域ならではの風景を楽しめる場所も多数。

 

そこで今回は、道東エリアでおすすめの桜の名所をご紹介します。

これからの時期のドライブデートの参考にぜひお役立てください。

 

※情報は、2023年4月現在のものです。掲載の営業時間や料金などについては変更の可能性もあるため、事前にWebサイトなどで情報を確認してください。

桜

 

 

北海道・道東の桜の開花日は?

日本の桜といえば、ソメイヨシノを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

ソメイヨシノは日本の多くの場所に分布する一般的な桜の品種です。

 

しかし、他の地域と比べ寒い気候の北海道では、寒さに強い桜が多く生息しております。

 

北海道で特に多い桜の品種は下記の2種類。

  • エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)
  • チシマザクラ

 

エゾヤマザクラは濃いピンク色とギザギザの葉が、チシマザクラは白っぽい花と低木ならではの木の小ささが特徴です。

 

北海道でもソメイヨシノをはじめとした他の品種を見ることはできますが、メインとなるのはエゾヤマザクラ・チシマザクラだといえるでしょう。

 

2023年道東の桜の開花予想日は?

2023年の道東・網走市、また釧路市の桜の開花予想日と満開予想日を見てみましょう。

 

【網走市】

  • 開花予想日:4月26日
  • 満開予想日:4月30日

 

【釧路市】

  • 開花予想日:5月4日
  • 満開予想日:5月7日

 

参照:日本気象協会「tenki.jp 桜開花・満開情報 2023

※2023年4月24日時点

 

2023年の場合は同じ道東エリアでも、釧路市の桜の開花は網走市よりも遅くなると予想されております。

 

ちなみに過去の開花日を見ると、2021年は網走が5月6日、釧路が5月8日、2022年は網走が4月27日、釧路が前年である2022年と変わらず5月8日でした。

 

2023年の桜の開花日も、近年とそれほど差はないと予想されています。

 

 

北海道【道東エリア】の桜の名所は?お花見ドライブスポットをご紹介

桜

ここからは、お花見ドライブで訪れたい道東エリアにある桜の名所をエリアごとに11カ所ご紹介します。

 

オホーツクエリア

まずは、北海道の北東に位置し、その一部がオホーツク海に面するオホーツクエリアの桜の名所を3つご紹介いたします。

 

知床五湖(斜里町)

知床五湖(斜里町)

北海道の最北西に位置する斜里町には、世界自然遺産に登録されている知床国立公園があります。

 

そこで有名なのが「知床五湖」と呼ばれる湖。

知床五湖は野生動物の暮らす雄大な森と山に囲まれています。

 

オホーツク海も近く、観光スポットとして有名なのですが、春にはそのほとりでエゾヤマザクラをはじめとした桜を楽しめますよ。

 

深い緑の森の中にパッと薄ピンクの桜が咲く様子はとても神秘的。

例年の見頃は5月に入ってからですが、タイミングが良ければ鹿やリスなどの野生動物と桜の共演が見られるかもしれません。

 

知床五湖周辺にはヒグマも生息しているため、散策の際には安全な木道を利用することをおすすめします。

 

知床五湖の詳細
  • 住所:斜里郡斜里町遠音別村
  • 営業時間:知床五湖園地/8:00〜18:30(季節による変動有り、冬季休園)
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約6時間30分
  • 駐車場:有り

 

網走神社(網走市)

網走神社(網走市)

網走神社は、網走市のオホーツク海近くに位置する由緒ある神社。

1812年に漁場鎮護の神社として創祀された歴史があります。

参道にホタテの貝殻が敷かれている珍しい神社です。

 

この神社の敷地内には複数の桜が植えられており、5月上旬〜中旬に見頃を迎えます。

 

いつもは厳かで落ち着いた境内が、この時期だけはピンクに染まり華やかな雰囲気に。

静かに花見をしたいという方にもおすすめのスポットです。

 

網走神社の詳細
  • 住所:網走市桂町2丁目1番1号
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約5時間
  • 駐車場:有り

 

北見フラワーパラダイス(北見市)

北見市にある北見フラワーパラダイスは、28haの大きな敷地に世界中の花々が咲き誇る花園。

85種類もの花々が植えられ、春から秋にかけて美しい花を目にすることができます。

 

桜の見頃は5月上旬。

この頃にはエゾザクラだけでなく、モクレンやエゾムラサキツツジも見頃を迎え、園内は華やかな花と鮮やかな緑に彩られます。

 

5月の澄んだ北海道の空と色濃い桜のコントラストは、写真にも映えること間違いなし!

 

夏には芝桜、秋には秋桜と、季節によって異なる花々を楽しめるのも、この花園の魅力です。

 

北見フラワーパラダイスの詳細
  • 住所:北見市若松41番地2
  • 営業時間:9:00〜16:00
  • 定休日:4月29日~10月20日が開園日、その他休園
  • 料金:無料
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約4時間10分
  • 駐車場:有り

 

 

十勝エリア

次に、オホーツクエリアの南に位置する十勝エリアの桜の名所を4つご紹介します。

 

桜六花公園(中札内村)

桜六花公園(中札内村)

北海道中南部の内陸に位置する中札内村の桜六花公園は、十勝地方の桜の名所の一つ。

この公園には、北海道銘菓で有名な六花亭製菓より寄贈された、およそ1,000本ものエゾヤマザクラが植えられております。

 

桜の見頃は、4月下旬〜5月上旬。

濃い色のエゾヤマザクラが周囲の長閑な景色と溶け合う様子は、非常に牧歌的です。

 

一面に桜が咲く丘や道の両側に桜が連なる桜坂の他、園内の展望台からも桜とその先に広がる十勝平野を一望できます。

 

ゴールデンウィーク期間には、コンサートや出店、写真撮影などのイベントを行なっている日も。

日程が合えばイベントの日に訪れて、桜の下で音楽やグルメを楽しみたいですね。

 

桜六花公園の詳細
  • 住所:中札内村南札内西1線
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約2時間50分
  • 駐車場:有り

 

緑ヶ丘公園(帯広市)

緑ヶ丘公園(帯広市)

50ha以上の広大な敷地を持つ緑ヶ丘公園は、園内に美術館や記念館、テニス場、ゴルフ場などを有する総合公園。

400mの巨大ベンチがあることでも知られております。

 

帯広随一のお花見スポットである緑ヶ丘公園には、約780本のエゾヤマザクラが植えられており、5月上旬に一斉に花を咲かせます。

 

園内の「彫刻の径」に並ぶ桜は特に美しい事で有名です。

毎年多くの人が花を見上げながら並木道を散策しています。

 

園内は広く、至る所に桜が咲いているため、満開の時期でもゆっくりと花を見ることが可能です。

 

道具や食材を持ち寄ってバーベキューをしながらの花見もOKとなっています。

ただし、火気の取り扱いやゴミの処理など、ルールやマナーを守ってご利用ください。

 

緑ヶ丘公園の詳細
  • 住所:帯広市緑ヶ丘2
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約2時間20分~2時間40分
  • 駐車場:有り

 

音更神社(音更町)

音更神社(音更町)

音更神社は、帯広市の北に位置する音更町にある神社です。

伊勢神宮の御分霊を拝受し、明治時代に創祀されました。

 

この神社の境内は千畳敷公園の一部として、「北海道環境緑地保護地区」「十勝名木百選」「音更町名木・美林」などに指定されております。

 

自然豊かで、フクロウやエゾリスなどの野生動物も多く、春には桜を楽しめる、北海道らしい神社です。

 

桜の品種はエゾヤマザクラとチシマザクラが中心。

5月上旬から中旬にかけて見頃となります。

 

参道の鳥居に桜の花々がかかる様子はどこかノスタルジックで、独特の趣を味わえます。

 

音更神社の詳細
  • 住所:河東郡音更町元町3番地
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約2時間10分
  • 駐車場:有り

 

 

清水公園(清水町)

清水公園(清水町)

ペケレベツ川の南にある清水公園も、十勝エリアで人気の花見スポット。

芝生や森、池を有する約14haの大きさの園内には、約350本のエゾヤマザクラが生息しており、春には濃淡の美しいピンク色の花を咲かせます。

 

地上だけでなく、ボートを借りて、池の上から花見を楽しむのもおすすめ。

人混みを気にすることなく、水上からゆっくりと桜の景色を眺めることができます。

 

園内には展望パークゴルフ場もあるので、桜を横目にゴルフを楽しむのも良いですね。

 

清水公園の詳細
  • 住所:上川郡清水町西清水724
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約1時間50分
  • 駐車場:有り

 

 

釧路エリア

次にご紹介するのは、十勝エリアの東に位置する釧路エリア。

2つの桜の名所を見ていきましょう。

 

別保公園(釧路町)

別保公園(釧路町)

別保公園は、国道44号線沿いにある緑豊かな公園です。

園内には大型遊具やパークゴルフ場、レストラン、バーベキュー場などがあり、週末にはレジャーを楽しみたいカップルや家族連れで賑わいます。

 

そんな別保公園は、道東の桜の名所として知られています。

見られる桜の品種は、エゾヤマザクラやチシマザクラ、クシロヤエザクラなど。

5月には約700本の桜が咲き誇り、園内を明るく彩ります。

 

また、この公園は日本一遅い桜祭りが実施されることでも有名。

毎年多くの人が訪れ、桜を見ながらのイベントやグルメで盛り上がっています

 

別保公園(メモリアルパーク別保公園の詳細
  • 住所:釧路郡釧路町字別保原野南
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約3時間50分~4時間
  • 駐車場:有り

 

春採公園(釧路市)

春採公園は、天然記念物であるヒブナの生息する春採湖を中心に広がる大きな公園です。

 

この湖畔には、エゾヤマザクラやチシマザクラ、カスミザクラ、ミヤマザクラ、クシロヤエザクラ、シウリザクラ、エゾノウワミズザクラなど、多様な桜が約800本植えられており、例年5月下旬ごろ見頃を迎えます。

 

少しずつ色や形の異なる桜が作り出すグラデーションはとても優美。

種類による桜の違いを確かめながら、湖畔を散策するのも良いですね。

 

また、春採公園にはバーベキューコーナーもあるので、野外で食事をしながらの花見もおすすめです。

 

春採公園の詳細
  • 住所:釧路市春湖台
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約4時間
  • 駐車場:有り

 

 

根室エリア

最後に、北海道の最東に位置する根室エリアの桜の名所を2つご紹介します。

 

護国山清隆寺(根室市)

護国山清隆寺は、北海道本島最東端の根室市にある真言宗系のお寺。

桜の名所でもあるこのお寺は、桜前線の終着点とされ、日本一遅咲きの桜を楽しめるスポットです。

 

境内に咲くのは、寒い地域に多いチシマザクラ。

明治時代に国後島から持ち替えられ植樹されたものだと言い伝えられる、歴史ある桜です。

 

中には樹齢150年以上のものもあり、これは北海道100年記念名木に数えられております。

 

根室の大自然と厳かな寺社、そこに白いチシマザクラが咲き乱れる様子は、まるで異世界のよう。

低木であるため近くで花を楽しめるのも、この桜の魅力です。

 

護国山清隆寺の詳細
  • 住所:根室市松本町2丁目2-2
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道、国道44号経由で約5時間30分~6時間
  • 駐車場:有り

 

野付の千島桜(別海町)

野付湾にほど近い場所に立つのが、野付の千島桜。

この桜は、日本で一番大きいチシマザクラだといわれております。

 

その大きさは、幅16m・高さ5.5m。

チシマザクラは低木で通常あまり大きくなりませんが、ここの木は横にも縦にも大きいのが特徴です。

 

5月の見頃には、花見客は迫力ある一本桜の姿を目にすることができます。

 

この野付の千島桜は、もともと明治時代に野付半島から運ばれたものだそうで、その樹齢はなんと120年以上!

 

場所は、別海町立 野付小学校の敷地内ですが、一般見学も可能となっています。

開花時期については、野付小学校のブログもご確認ください。

 

野付の千島桜の詳細
  • 住所:別海町尾岱沼潮見町217番地1
  • アクセス:新千歳空港より北海道横断自動車道、道東自動車道経由で約5時間20分~5時間40分
  • 駐車場:有り

 

 

北海道の道東は桜の名所多数!お花見ドライブは5月がおすすめ

北海道の東側にあたる道東エリアは、日本でもっとも桜の開花が遅い地域です。

 

2023年の開花予想日は、網走市で4月26日、釧路市で5月4日。

どこも4月下旬から5月上旬にかけて満開を迎える予想です。※2023年4月24日時点

 

道東地域は、オホーツク・十勝・釧路・根室の4つのエリアに分類されますが、それぞれのエリアには美しい桜を見られる桜の名所が多数存在します。

 

道東ならではの雄大な自然の中で見る桜は、格別です。

大切な人との春のお花見ドライブに、ぜひ訪れてみてください。

 

ただし、道東のドライブで一つ気をつけて起きたいのが、野生動物との接触事故。

道東はエゾシカと車との接触事故が多いエリアです。

運転時には、十分に周囲に注意するようにしましょう。

 

北海道で鹿関連の事故に遭わないためのポイントについては、「北海道で鹿が多い場所は?運転中の事故を防ぐためのポイントは?」でご紹介しております。

 

 

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