日本の代表的な観光地のひとつである、熱海(あたみ)。
温泉や海の幸が有名な熱海には、1年を通して多くの観光客が訪れます。
東京からも比較的アクセスが良いことから、週末のちょっとした旅行に熱海を選ばれる方も多いでしょう。
そこで今回は、東京から熱海までの、車での移動距離やルートについて詳しくご紹介いたします。
他の交通機関との比較や、東京から熱海へ向かう途中の観光スポットや見どころもお伝えしますので、ぜひご覧ください。
目次
東京から熱海までの距離は?車でかかる所要時間も確認
一般的に「熱海」と呼ばれるのは、静岡県熱海市のこと。
熱海市は、伊豆半島の付け根の東側、相模湾に面する町です。
市の中部、東側に位置するJR熱海駅周辺には、ホテルや旅館、土産物屋などが集まっており、このエリアは古くから一大観光地として栄えてきました。
現在も、年間280万人以上もの観光客が国内外から訪れる場所になっております。
熱海はアクセスが便利であることから、東京からの旅行客も多く訪れます。
まずは、東京から熱海まで車で移動する際のルートと所要時間を、一般道と高速道路で比較してまいりましょう。
【東京から熱海】一般道を利用する場合
東京(JR東京駅)から熱海(JR熱海駅)まで、一般道のみを利用して移動する場合、移動距離は約105kmです。
このルートでは、東京から神奈川県厚木市周辺まで国道246号を経由します。
その後、海側に下って、国道1号・国道135号を海沿いに走り、箱根や湯河原を越えて進めば、熱海に到着です。
一般道での所要時間は約2時間40分~5時間50分。
※国道1号を経由すると、約3時間~6時間40分で、移動距離は約107kmになります。
都心の一般道は渋滞することも多いですが、そこを抜ければ、途中からは相模湾を眺めながらのドライブを楽しむことができます。
【東京から熱海】高速道路を利用する場合
東京から熱海まで高速道路を利用して移動する場合、移動距離は一般道と同様に約105kmです。
東京駅から皇居を通り、霞ヶ関料金所から首都高速道路に乗車したら、そのまま東名高速道路へ乗り継ぎ、南西へと進みます。
途中、厚木料金所から小田原厚木道路に乗り換え、さらに南西へ。
次に、小田原西ICから西湘バイパスを通り、石橋ICで降ります。
国道135号、熱海ビーチラインを南下すれば、熱海駅に到着します。
このルートでの高速料金は、通常料金4,200円、ETC料金2,860円(普通車)。
所要時間は約1時間40分~2時間20分です。
※この他にも、「小田原厚木道路、国道271号を経由したルート(約118km、所要時間:約1時間50分~2時間30分)」や「国道1号を経由したルート(約108km、所要時間:1時間50分~2時間 40分)」があります。
【東京から熱海】一般道と高速道路利用時の比較
※地図左上部の「その他のオプション>オプションを表示」より高速道路・一般道の切り替えができます。
東京から熱海までのルートを、一般道と高速道路で比較してみましょう。
【一般道】
- 距離:約105km
- 所要時間:約2時間40分~5時間50分
【高速道路】
- 距離:約105km
- 所要時間:約1時間40分~2時間20分
- 料金:4,200円(ETC:2,860円)
一般道と高速道路で距離は変わりませんが、所要時間は大きく変わります。
高速道路を使った場合、一般道よりも早く熱海に到着することが可能です。
熱海に行く途中の都内や神奈川県でさまざまなスポットに立ち寄るなら、一般道がおすすめです。
時間優先で効率的に移動し、熱海で観光をじっくり楽しみたいなら高速道路を利用すると良いでしょう。
※天候、混雑状況によって、所要時間は異なります。
東京から熱海まで、車以外で移動する場合の所要時間は?
東京から熱海までは、車ではなく、電車・新幹線で移動することもできます。
それぞれのルートでかかる移動時間と費用を比較してみましょう。
※2024年4月時点
【東京から熱海】電車を利用する場合
東京から熱海までの電車で移動する方法としては、JR東海道本線の普通車に乗車する方法と、特急列車の特急「踊り子」に乗車する方法の2つが考えられます。
このどちらを選ぶかで、熱海までの移動にかかる時間は異なります。
【JR東海道本線の熱海行に乗車した場合】
- 所要時間:約1時間50分
- 料金:1,980円
【特急「踊り子」に乗車した場合】
- 所要時間:約1時間20分
- 料金:3,560円(運賃:1,980円、指定席:1,580円)
どちらの場合も乗り換えはなく、1本で熱海に到着することができます。
ただし、普通車の場合には熱海駅まで20駅の停車駅があるのに対し、特急の場合の停車駅は7駅。
この差もあり、熱海に着くまでの所要時間は、普通車のほうが30分長くなります。
【東京から熱海】新幹線を利用する場合
東京から熱海までは、新幹線を使って移動することもできます。
この場合に利用する新幹線は「こだま」か「ひかり」の西日本方面行きとなります。
所要時間と費用は次のとおりです。
【新幹線こだまに乗車した場合】
- 所要時間:45分
- 指定席料金:4,270円(乗車券1,980円、特急料金2,290円※)
【新幹線ひかりに乗車した場合】
- 所要時間:36分
- 指定席料金:4,270円(乗車券1,980円、特急料金2,290円※)
※指定席特急料金はシーズンによって異なります。事前にご確認ください。
新幹線こだまを利用した場合、停車駅は4駅で、所要時間は45分。
ひかりを利用した場合、停車駅は3駅で、所要時間は36分です。
新幹線では、1時間かからずに熱海に到着することが可能です。
電車の場合に比べるとややコストはかかるものの、新幹線は、もっとも効率的な移動ができる方法だといえるでしょう。
ただし、新幹線ひかりが熱海に停車するのは、一部の運行のみ。
本数が限られるのでご注意ください。
また、バスの利用もありますが2024年4月現在、東京方面から熱海までの直行バス(高速バス)は出ていないため、三島や沼津行きなどの高速バスを利用し、そこから電車で熱海へ向かう方法となります。
東京から熱海に直接向かうには、車か電車、または新幹線のどれかを選ぶことになります。
東京から熱海までレンタカーを使うのも1つ!ドライブの楽しみ方
東京から熱海までの移動には、レンタカーを使うのがおすすめです。
レンタカーの利用には、次のメリットがあります。
- 荷物を持って移動する必要がない
- スケジュールを柔軟に組める
- プライベートな空間を確保した状態で移動できる
レンタカーでは、時間に縛られずに好きな場所に立ち寄りながら、快適に移動することができます。
東京・熱海の移動では海沿いの道も走るので、景色を見ながらのドライブも楽しめるでしょう。
また、いつもとは違う特別な時間を体感したい場合は、ラグジュアリーなレンタカーを利用してみるのはいかがでしょうか。
東京・熱海間のおすすめスポット
最後に、東京から熱海までの道中や、熱海に到着してからレンタカーで立ち寄りたいスポットを3つご紹介いたします。
海老名サービスエリア(神奈川県海老名市・東名高速道路)
せっかく高速道路を利用するなら、立ち寄りたいのがサービスエリア。
海老名ジャンクションの手前にある「海老名サービスエリア」は、休憩だけでなく食事やショッピングを楽しめるスポットとなっています。
愛称は、「EXPASA海老名(エクスパーサえびな)」です。
和洋食からスイーツまで、さまざまな店舗が揃っており、テイクアウトグルメやお土産も充実。
特に海老名サービスエリアのメロンパンは有名で、上り線(東京方面)では「箱根スペシャルメロンパン」が大人気!
下り線(名古屋方面)では、下り線限定の「海老名メロンパン」が多くのメディアでも取り上げられており人気です。
<基本情報>
- 住所:(上り)神奈川県海老名市大谷南5丁目1-1、(下り)神奈川県海老名市大谷南5丁目2-1
- 駐車場:有り
熱海駅前商店街(静岡県熱海市・平和通り商店街/仲見世商店街)
JR熱海駅の駅前には「平和通り商店街」と「仲見世商店街」、2つの商店街があります。
商店街には新鮮な干物をはじめ、名物温泉まんじゅうといったお菓子など、熱海や静岡県の名物を販売する店が軒を連ねており、活気に溢れています。
観光客も多く、とてもにぎやかなところも魅力の一つ。
お食事処やグルメスポットも多く、熱海の空気を感じながら食べ歩きを楽しめます。
<基本情報>
- 住所:静岡県熱海市田原本町
- 駐車場:周辺有料駐車場をご利用ください
熱海城(静岡県熱海市)
熱海城は、JR熱海駅から南に下った錦ヶ浦に立つお城ですが、歴史的に実在したものではありません。
ただし、立地から天守閣展望台からの眺望は熱海随一といわれ熱海市街、初島、大島、相模湾を一望することができる人気スポットです。
熱海城内には、武家資料館、トリックアート迷宮館、喫茶&レストラン、無料遊戯施設などもあり、大人も子どもも楽しめます。
<基本情報>
- 住所:静岡県熱海市熱海1993
- 駐車場:有り
東京から熱海は車で約2~3時間ほど!レンタカーでドライブを楽しんで
日本の代表的な観光地「熱海」は温泉や海の幸が有名で、東京からも比較的アクセスが良いスポットです。
東京から熱海まで車で移動する場合、一般道では約3時間~6時間程度、高速道路では約2時間半程度かかります。
また、電車で移動する場合、特急「踊り子」だと約1時間20分で、新幹線こだまなら45分ほどの移動が可能です。
※2024年4月時点
※所要時間は天候や道路の混雑状況によって異なるため、目安としてご参考ください
最短時間で移動できるのは新幹線ですが、道中に立ち寄りたいスポットがあったり、熱海で多くのスポットを回る予定であったりするのであれば、車での移動がおすすめ。
レンタカーを使った旅もぜひご検討ください。
ラグジュアリーなレンタカーなら、特別感のあるドライブを演出することが可能です。