旅先では、車があると便利です。
車があれば、自分のペースで移動でき、駅から遠い観光地も気軽に訪問できます。
重い荷物を持って長時間歩く必要もございません。
とはいえ、飛行機や新幹線を使った旅など、旅先に自家用車を持って行くことができないケースは多数ございます。
そんな時に利用したいのが、旅先で車を借りられるレンタカーです。
では、レンタカーを借りるためには、どのような手続きが必要なのでしょうか?
今回は、レンタカーの借り方について詳しくご紹介します。
注意点やレンタカー選びのポイントも解説いたしますので、旅先での移動手段の参考として、ぜひお役立てください。
目次
レンタカーの借り方は?予約から返却までの流れや必要なもの
まず、必要なものや手続きの流れなど、レンタカーを借りる方法について詳しくご紹介いたします。
レンタカーを借りるために必要なもの
レンタカーを借りるためには、当日次のものが必要になります。
- 運転免許証
- 現金かクレジットカード
- 眼鏡、コンタクト(免許の条件等に「眼鏡等」の記載がある方)
上記のうちどれかひとつでも忘れてしまった場合には、レンタカーを借りることができませんので、必ず持参するようにしましょう。
また、運転免許証以外の本人確認書類を求められるケースもございます。
その際は、健康保険証やパスポートなども用意しておきましょう。
なお、レンタカーを借りるにあたって、ETCカードは必須ではございません。
しかし、高速道路を利用する場合には、スムーズに旅を進めるためにも、用意しておくことをおすすめいたします。
通常のレンタカーは、運転免許証を取得している人であれば、基本的に誰でも車をレンタルすることができます。
レンタカーの借り方
次に、レンタカーの借り方を流れに沿ってご紹介いたします。
レンタカーは、次のような流れで借り、返却します。
- 予約
- 当日受付
- 利用
- 返却
順に詳しくご説明します。
①予約
レンタカーを借りる場合は、事前に予約を取っておくのが一般的です。
当日申し込んで車を借りることも可能ではありますが、予約状況によっては借りられる車がなかったり、希望の車が全て貸し出されていたりする可能性がございます。
近年では、インターネットや電話で簡単に予約できるレンタカー会社がほとんどです。
飛行機や新幹線、宿などの予約時に、レンタカーも一緒に予約しておくと安心です。
また、予約時には以下の情報が必要になります。
- 出発日時と返却日時
- 受付する店舗と返却する店舗
- 希望の車種
- 補償を付けるかどうか
- その他車に対する条件(チャイルドシートの有無等)
これらの情報は、予約前に決めておくとスムーズです。
②当日受付
レンタル当日に店舗へ到着したら、書類に記入し、運転免許証などを提示して受付を行います。
その後、レンタカー会社から注意事項や補償内容についての説明を受け、実際に車を見て、状態を確認します。
これは、自身が付けたキズか、借りる前から付いていたキズか明確にするために行う重要な作業です。
車にキズやヘコみがあれば、それがどこにあるか、どの程度か、このときにしっかり確認するようにしましょう。
必要な場合はスタッフから車の操作方法の案内を受け、受付は終了です。
③利用
受付が終われば、いよいよドライブに出発です。
レンタカーの利用中は、借り物の車であることを意識し、できるだけ車を汚さないよう注意して、安全運転でドライブを楽しみましょう。
④返却
レンタカー返却の際には、指定していた時間に返却店舗へ向かい、店頭で返却手続きを行います。
車両の点検や忘れ物の確認などを行い、問題がなければ手続きは完了です。
ひとつ気を付けておきたいのは、レンタカー返却時には基本ガソリンを満タンにして返却するということです。
店舗から給油するガソリンスタンドの指定がある場合もございます。
指定がない場合でも、返却店舗の最寄りのガソリンスタンドを事前に確認しておき、返却時に慌てることのないように準備しておくと安心です。
レンタカーの借り方で注意する点もある?
レンタカーを借りる時には、注意しておきたい点もございます。
それが、「免責補償」と「延長料金」です。
免責補償
レンタカーを借りる際は、免責補償に加入しておくことをおすすめします。
レンタカーの基本料金には、基本的な保険は含まれていることがほとんどです。
この保険によって、万が一レンタカー利用中に事故を起こした場合の損害に対する賠償金は、保険会社から支払われることになります。
しかし、保険には免責金額(自己負担額)が設定されており、レンタカー利用中の事故で車や人を傷つけてしまった場合、その賠償金のうちの免責金額までは、利用者様が負担しなければなりません。
免責補償は免責補償制度に基づき、この免責金額の支払いを免除してくれる補償です。
加入には費用がかかるものの、加入しておくことで、万が一の際にも免責金額の負担がなくなります。
延長料金
通常、レンタカーの返却日時は、申込時に決めておきます。
レンタカーの返却日時が、申込時に決めた返却日時を過ぎてしまった場合は、延長料金が発生します。
延長料金は1時間ごとに加算されるのが一般的ですが、この時に忘れてはいけないのが、「返却日時に間に合わないこと、返却時間を変更したいことをレンタカー会社に連絡すること」です。
連絡を行わず無断でレンタルを延長してしまうと、ペナルティ料金が発生してしまう場合もございます。
マナーの観点からも、返却日時に遅れる際の連絡は必ず行うようにしましょう。
レンタカーを選ぶ際のポイントもチェック
レンタカーを借りる際は、車種を選ぶことが可能です。
レンタカーを選ぶ際のポイントは、運転技術やシーン、人数、用途に合った車種を選択することです。
例えば、小回りが効いて運転しやすい軽自動車やコンパクトカーは、次のような方やシチュエーションにおすすめです。
- 免許を取得してから日が浅い方
- 運転に自信のない方
- 少人数での旅行の場合
1,800cc以上の中型車であれば、家族旅行や4〜5人でのドライブに適しています。
定員は5〜7名であることが多いですが、4〜5人の旅行やドライブであれば、スペースにゆとりもあり、荷物やお土産もたくさん積み込めるでしょう。
ミニバンやワゴンなどの大型車であれば、7〜10名まで乗車可能です。
アウトドアを目的としているなど、悪路を走行する可能性がある場合は、走破性に優れたSUVも選択肢の1つとしてみるのも良いでしょう。
ワンランク上のドライブを楽しむなら輸入車も選択肢に
「いつもとは違う車に乗りたい」「ワンランク上のドライブを楽しみたい」という方は、旅先でラグジュアリーなドライブを叶える、輸入車のレンタルもぜひご検討ください。
大切な人との旅行や自分へのご褒美など、ちょっと特別なシーンでぜひご活用ください。
大切なお客様の送迎といったビジネスシーン、購入を検討されている輸入車の試乗など、旅行・ドライブ以外の目的でのご利用も可能です。
レンタカーの借り方・必要なものは事前に確認を。予約も忘れずに
レンタカーを借りるには、運転免許証や眼鏡(免許の条件等に「眼鏡等」の記載がある方)、ETCカード(ETCを利用する場合)などが必要です。
また、場合によっては年齢や免許取得年数などの条件を満たす必要もございます。
受付当日に必要な書類が足りなかったり条件を満たしていなかったりすることがないよう、手続きや必要なもの、条件については、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
また、レンタカーは予約・当日受付・利用・返却という流れで利用することになります。
予約受付時には保険内容を精査し、レンタカーの返却が遅れてしまいそうな場合には必ず店舗にご連絡ください。
レンタルする車種は、運転技術やシーン、人数から適したものを選択しましょう。