制限速度 標識なしは何キロ？道路別の法定速度と注意点を徹底解説・2025年最新版

まず基本を確認したい方は、速度標識がない道路では何キロまで出していいの？（CarMe）の記事も参考になります。一般道・高速・生活道路の法定速度を具体例付きでわかりやすく解説しています。

標識なし＝制限速度がない、ではない！

まず覚えておきたいのは、標識がない＝速度制限がないわけではないということ。道路交通法第22条により、標識がない場合でも法定速度が自動的に適用されます。つまり、道路の種類によって決められた速度が基本ルールとなります。

標識なしの制限速度・法定速度一覧

道路別に詳しく解説

一般道路の制限速度

標識がない一般道路の法定速度は60km/hです。ただし、以下のような場所では例外的に30〜40km/hに制限されているケースもあります。

• 住宅街や商店街などの生活道路
• 学校・保育園付近のスクールゾーン
• 見通しが悪いカーブ・交差点付近

標識がない場合でも、周囲の環境を見て安全に走れる速度を意識することが大切です。

高速道路の制限速度

標識がない場合、高速道路の法定速度は100km/hです。ただし、近年は区間ごとに制限速度が異なるため注意が必要です。

• 東北自動車道・新東名高速道路 → 一部区間で120km/h
• 首都高速道路 → 60〜80km/hに制限

標識がない場合は、原則100km/hと覚えておけば問題ありません。

自動車専用道路

高速道路以外でも、一般道で自動車専用道路と指定された道路があります。この場合の法定速度は80km/h。

• 首都高速道路
• 阪神高速
• 新御堂筋（大阪）など

ただし、区間ごとに標識で指定されていることが多いため、標識の有無を必ず確認しましょう。

原付バイク・原動機付自転車

原付は道路の種類を問わず、時速30km/hが法定速度です。広い道路でもこの制限は変わりません。違反すると速度超過で取り締まりの対象になります。

制限速度 標識なしで注意すべきポイント

① 生活道路では30km/h以下が安全基準

標識がなくても、住宅街では歩行者や自転車を最優先に。多くの自治体で「ゾーン30（時速30km以下）」が設定されています。見通しが悪い細い道では、20km/h前後で走るのが安全です。

② 雨・夜間・雪道では速度を下げる義務あり

道路交通法第70条・安全運転の義務により、天候や道路状況によっては制限速度以下で走る義務があります。

• 雨天時 → スリップ防止のため10〜20km/h減速
• 夜間 → 歩行者の視認性が低いため減速
• 積雪・凍結路 → 30km/h以下が理想

③ 標識が隠れていても見逃し扱いは通用しない

木の枝や看板に隠れていても、「標識が見えなかった」は免罪になりません。見えにくい場所でも、速度を控えめにするのが安全です。

④ 自動車専用道路は高速道路ではない

間違いやすいポイントですが、自動車専用道路＝高速道路ではありません。新御堂筋や第三京浜などは一般道扱いで、法定速度は80km/hになります。

制限速度違反の罰則

標識がなくても、法定速度を超えるとスピード違反になります。

標識がなかったからといっても、法定速度を超えていれば違反確定です。詳しい法解釈や道路区分については、神奈川県警公式サイト｜道路交通法施行令改正案内で確認できます。

安全運転のためのチェックポイント

• 標識がなくても一般道は60km/h、高速は100km/h、自専道は80km/hを基本に
• 見通しが悪い場所では速度を落とす
• 生活道路では歩行者を最優先に
• ナビやアプリで現在の制限速度を確認する

まとめ

この記事では、制限速度 標識なしのときに適用される法定速度と注意点を解説しました。

• 標識がなくても法定速度が自動的に適用される
• 一般道路は60km/h、高速道路は100km/h、自動車専用道路は80km/h
• 原付は常に30km/h
• 天候・時間帯・環境に応じて速度を落とす義務あり

「標識がないから少し速くても大丈夫」は危険です。法定速度を守り、安全運転を心がけましょう。