街を走っていると、普通の車に見えるのに突然赤色灯を点灯して取り締まりを始める——そんな車を見たことはありませんか?それが覆面パトカーです。外見は一般車とほとんど同じですが、実は警察の正式な捜査・取り締まり車両。この記事では、ドライバーが気になる覆面パトカー ナンバーの特徴や見分け方、使用されている車種、そして注意すべきポイントまでを詳しく解説します。
覆面パトカーとは?
覆面パトカーとは、外見上は一般の車両と変わらないものの、内部には無線機や赤色灯、録画装置などが搭載された警察車両のことです。主に以下のような目的で使用されています。
- スピード違反や煽り運転の取り締まり
- 尾行・監視などの捜査活動
- 要人警護や緊急時の対応
つまり、覆面パトカーは目立たずに取り締まるための特別な警察車両なのです。
覆面パトカー ナンバーの特徴
一見すると一般車のナンバーにしか見えませんが、覆面パトカー ナンバーにはいくつかの共通点や傾向があります。
① 「•••」が多い3桁ナンバー
覆面パトカーには、ナンバープレートの数字が3桁で「•••」がついているものが多く見られます(例:品川300•••、大阪330•••など)。ただし、これはあくまで傾向であり、一般車にも同様のナンバーは存在します。
② 公用車登録が多い「わ・れ・公」
一部の覆面車両は警察署などの公用車登録となっており、「わ」「れ」「公」といったひらがなが使用されているケースがあります。ただし、最近の覆面パトカーは一般登録車のように見せるため、「あ」「す」「せ」など通常のひらがなを使うこともあり、簡単には見分けられません。
③ 地名表示に偏りがある
警視庁や県警の車両は、次のような地域のナンバーが多い傾向があります。
- 東京都 → 品川・練馬
- 愛知県 → 名古屋
- 大阪府 → なにわ・大阪
特に高速道路での取り締まりでは、「品川」「足立」「なにわ」ナンバーのセダン型車両が多く見られます。覆面パトカーのナンバー傾向や登録パターンの詳細は、CARPRIME「覆面パトカーなどのナンバープレートは決まっているの?」でも詳しく解説されています。
覆面パトカーに多い車種
覆面パトカーは一般車に紛れやすい車種が採用される傾向があります。主な車種は以下の通りです。
| メーカー | モデル | 特徴 |
|---|---|---|
| トヨタ | クラウン | 取り締まり用で最も多い定番車種。黒・シルバーが主流。 |
| 日産 | スカイライン、ティアナ | 高速道路の取り締まりに多い。 |
| ホンダ | アコード、インスパイア | 都市部で使用。一般車に紛れやすい。 |
| スバル | レガシィB4 | 山岳部・地方高速での使用例あり。 |
| トヨタ | マークX | 警護用・取り締まり用に採用実績あり。 |
最近ではSUVタイプの覆面パトカーも増加しており、アルファードやエクストレイルなども確認されています。
覆面パトカーの見分け方
覆面パトカー ナンバーだけで完全に見分けることは難しいですが、外観や装備をよく観察すると特徴が見えてきます。
- フロントグリルやナンバー裏に赤色灯が隠れている
- 車内に無線アンテナや機器ボックスがある
- 後部座席に人が乗っていないのに何か機材が置かれている
- サイドミラーの形状が純正と異なる
- リアガラスに黒い小型カメラのような装置がある
特に高速道路では、速度を維持して走る黒・シルバーのクラウンやスカイラインには要注意です。より詳しい特徴や挙動からの見抜き方は、LIB CAR DEPT.「覆面パトカーの特徴と見分け方を徹底ガイド」でも紹介されています。
覆面パトカーと遭遇したときの注意点
もし覆面パトカーに遭遇しても、慌てる必要はありません。正しい対応をすれば問題ありません。
- 法定速度を守る(スピード違反が最も多い検挙理由)
- 車間距離を十分に取る
- 無理な追い越し・割り込みをしない
- 不要にブレーキを踏んで挑発しない
覆面パトカーは、あくまで交通違反の抑止を目的としています。冷静な運転を心がけましょう。
まとめ・覆面パトカー ナンバーは傾向で見抜く
覆面パトカー ナンバーには確かに一定の傾向がありますが、それだけで判断するのは危険です。見た目が普通の車でも、内部は警察車両というケースが多いため、最も重要なのは常に安全運転を心がけることです。
- 覆面パトカー ナンバーは3桁・特定地域が多い
- 一般車に見せかけた公用車も多い
- 見た目や挙動を観察して判断する
- 違反をしなければ検挙されない
日常の運転でも、こうした知識を持っておくと安心です。
