歴代の最速市販モデルや公式速度記録については、Wikipedia|List of fastest production motorcyclesでも詳しくまとめられています。公式計測データを基に、各メーカーの最高速チャレンジが記録されています。
世界一速いバイクとは?
世界一速いバイクとは、市販・量産モデルとしての最高速度を記録した二輪車を指します。単に速いだけではなく、安定性・制御性・加速性能なども極限まで高められたバイクがランクインします。最高速度はメーカー公式テストや第三者機関・メディアによって計測されます。
2025年最新版・世界一速いバイクランキングTOP7
第1位・Dodge Tomahawk(ダッジ・トマホーク)
最高速度・約560km/h(理論値)
エンジン・V10 8.3L(Dodge Viperと同型)
自動車メーカー・ダッジが開発したモンスター級のバイク。10気筒8.3リッターという超巨大エンジンを搭載し、理論上の最高速度はなんと時速560km。まさに規格外のマシンです。
第2位・Kawasaki Ninja H2R
最高速度・約400km/h(実測)
エンジン・998cc スーパーチャージャー付直列4気筒
日本が誇る世界最速の量産スーパーバイク。公道仕様「H2」のレース専用版として開発され、実測で400km/h超えを達成。スーパーチャージャーの圧倒的加速は、まるで航空機クラスです。
第3位・MTT Y2K Turbine Superbike
最高速度・約365km/h
エンジン・ロールス・ロイス製 ジェットタービンエンジン
世界で唯一、航空機エンジンを搭載したバイク。爆発的な加速力と独特のタービンサウンドを放ち、420馬力を誇ります。
第4位・Lightning LS-218(ライトニング LS-218)
最高速度・350km/h(EVバイク)
アメリカ製の電動スーパーバイクで、ガソリンエンジンを超える瞬発力を発揮。EV最速記録を持つモデルとして注目されています。
第5位・Suzuki Hayabusa(スズキ・ハヤブサ)
最高速度・約312km/h(実測)
エンジン・1340cc 直列4気筒
ITmedia|スズキ「ハヤブサ」は単に速いだけじゃない!でも紹介されているように、ハヤブサは1999年の登場以来、“量産市販車世界最速”の称号を守り続けてきた伝説的スーパーバイクです。スピードと快適性を両立した完成度の高いモデルとして、今も世界中のライダーに愛されています。
第6位・BMW M1000RR
最高速度・約306km/h
エンジン・999cc 直列4気筒
ドイツの精密工学が生み出したMブランド初のスーパーバイク。電子制御サスペンションや空力ウィングにより、速度と安定性を両立しています。
第7位・Ducati Superleggera V4
最高速度・約300km/h以上
エンジン・998cc V型4気筒
カーボン素材で極限まで軽量化されたイタリア製スーパーバイク。デザインと性能を極めた芸術的モデルとして高い人気を誇ります。
世界一速いバイクの共通点
- 300km/h以上の最高速度を実現する空力デザイン
- カーボンやチタンなど軽量素材の採用
- 電子制御技術(トラクション、ABS、サス)の搭載
- 200馬力以上の高出力エンジン
公道でのスピードは?
日本の公道では最高速度は100km/hが上限です。世界一速いバイクも、サーキットなど安全な環境でこそ本領を発揮できます。300km/h超の速度は人間の反応限界を超えるため、扱えるのはプロのみ。速さより安全が最重要です。
未来の最速バイクはEVが主役に?
近年、LightningやDamon MotorsなどのEVスーパーバイクメーカーが急速に進化。ゼロエミッションでありながら400km/h級のスピードを目指しています。近い将来、「世界一速いバイク=EV」という時代が訪れるかもしれません。
まとめ
- 世界最速はDodge Tomahawk(理論値560km/h)
- 実測最速の市販車はKawasaki Ninja H2R(400km/h)
- Suzuki HayabusaやBMW M1000RRも依然人気
- EV勢が台頭し、次世代の最速記録が更新されつつある
バイクの速さは技術と情熱の象徴。どんなに速いマシンでも、安全運転とマナーを守ることが本当の“最強ライダー”への第一歩です。
